例)G36 Einzelmagazintasche Gen.2 |
比較写真として下手すぎですが上がアーリーGen.3(2008年製)、下がGen.3(2011年製)です。 |
左アーリーGen.3(2008年製)、右Gen.3(2011年製) |
まずはフロントパネルから。
①アーリーの方はショルダーストラップの根本左右にDリングが付いています。
②クイックリリースワイヤーのハンドルを挟むベルクロ面のフラップ部分表に、アーリーはベルクロがありません。
③ショルダーストラップのフロントパネルへの縫い付け方、Gen.3は補強の為か短いナイロンテープが重ねてあります。
この部分の差について「続・衝動買いの日々」さんが2010年製と2012年製を比較しています。
こちらで言及されているフロントパネルの縁に沿っての斜めの縫い付け、アーリーにはあるんですよね。
08年製(アーリー)には縁の斜め縫い付けはあり補強のテープは無く、10年製では補強テープが付いて斜め縫い付けがなくなり、11~12年製では補強テープと斜め縫い付けともにあるということになりますね。
ちなみにショルダーストラップの素材は11年製は固いものになっています。
④ショルダーストラップのクイックリリースワイヤーを通す部分がアーリーはチューブ状の部品になっています。
⑤ショルダーパッドの角がアーリーは丸、Gen.3は角です。
フロントパネル下のベルクロ部。アーリーの方がたっぷり贅沢な使い方、というか無駄が多いですね。
バックパネルにいきます。
⑥アーリーはDリング付き。Gen.3はドラッグハンドルが付いています。
⑦ショルダーストラップを通す部分の形が違います。強度的に過剰だったという判断でしょうか。
ショルダーストラップ、自分に合わせてそれぞれ同じくらいに調節したのですがアーリーは短くて調節幅が不足しそうですのでGen.3で長くなって納得です。
カマーバンドもアーリーのほうが少し短いですね。
アーリーのカマーバンドはマガジンやラジオが入る程度のポケットになっています。水抜き穴もそれぞれ開いています。
Gen.3のほうはアーマー用のポケットですね。
そしてこれはアーリーとの差というより製造年代の差でもあるのですが、ウェビングはマテリアルの変化で後の物のほうが薄く柔らかくなっています。
使用例は特徴が分かって探すとポツポツと結構見つかります。初期型ですので当然Gen.3の支給が早かった特殊系で多く見つかりますが非特殊系の空挺でも見られます。
右の人 Dリングと胸のベルクロなし |
カマバンのポケットを使っていますね。前のDリングも見えます。 |
バックパネルのDリングと肩パッドの形 |
追記:ルキポンさんがブログ「ポン酢」にてGen.3プレキャリのフルキットを記事にしてくれていますので参照して下さい。
ルキポンさん入手のGen.3キットではG36 DoppelmagazintascheがGen.3になっていますね。
丁度良い機会なのでG36 DoppelmagazintascheのGen.2と3も比較したいと思います。
右からGen.2,3,4です。 Gen.4は大きく形が変わっているのでわかりやすいですが Gen.2と3はフラップのドットボタンの位置が違います。 この部分で殆どの場合見分けが付くと思います。 |
裏側、Gen.2から3でウェビングの真ん中の一列が省略されました。 Gen.4はパルス版で、マリスクリップ版を持っておりませんので比較出来ませんでした。 |
マガジンを入れた様子。Gen.2は正面が左右の面より一段低くなっています。 これがGen.3とのドットボタンの位置の違いになるわけですね。 Gen.4は深さが浅くなりフラップも長くなっています。 |
Gen.2のタグ、私の手持ちはすべてこのアーリーGen.3に付属していたものと 同じタイプでしたので2008年製と思われます。 |
Gen.3のタグ、LHTタグは2008年Gen.2と同じですが型番タグが違います。 2009年9月製で、ASDナンバーなどの記載がありませんので民間向けタグかも知れません。 |
同じくGen.3のタグ、LHTタグが変わりました。 2009年12月製でASDナンバー記載のある型番タグです。 |