「重サバ 2nd」に参加してまいりました。
主催のMakoさん、運営の皆様方、お疲れ様でした。
とても楽しく遊ばせて頂きました。ありがとうございました。
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Photo by しげもり |
午前中は最近やっているKSK装備でLHT Gen.3プレキャリのポーチ配列を少しいじって、前面に自分用フラバン入れた
LHT 40mm 4er Tasche Gen.1、背面が寂しくなったのでチームメイトに使って貰うフラバン用に最近入手したLHT
Handgranatentascheを配置してみました。
午後はちょっと趣向を変えて新しい装備に挑戦してみました。
最近、有志の方々とこのようなパッチを作りまして
Fallschirmspezialzugのコールサインパッチの再現です。
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アルファベット1文字に数字のシンプルなコールサイン。 |
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こちらのハイフンが入ったタイプが新しいそうです。 |
Fallschirmspezzüg(以下Fschspezzg)がどんな役割の部隊なのかは、
アントン重工業さんが記事にしていらっしゃったので引用させて頂くとして、今回はTank-masters.deでお馴染みのミリタリージャーナリストRalph Zwilling氏のK-ISOM誌(2014/Nr.4号に掲載)にも寄稿されたFschspezzg261の記事にインスパイアされて装備を組みました。(Tank-masters.de掲載分よりK-ISOM誌の記事の方がより多くの人物の写真が掲載されいるので興味の有る方は是非見て頂きたいです)
このFschspezzg261、メインのギアだけでもKSKベストやTT アムニッションベスト、LHTチェストリグ、私にはよく分からないリグなど色々使われていて装備考察的に非常に面白いです。
中でも最早定番の民生品チェストリグTT MK2チェストリグを使っている隊員に今回は注目してみました。
(画像:PhotoBWより)
TT Mk2リグにLHTのポーチを付けていますね。Fschspezzgはやや特殊寄りの部隊と言えますが、同じ26系空挺のEGB中隊はがっつりLHTという感じなので、それよりちょっと一般寄りな感じ。民生品でも75TacでなくTTというあたりもそれらしいです。良い...良くない?
というわけでこの方のポーチ構成を見てみましょう。TT MK2リグに関しては
以前の記事を見て頂くとして、まず右脇のユーティリティの上はLHT Mehrzwecktasche(大き目な方のユーティリティポーチ)ですね。反対左脇のユーティリティの上にLHT Abwurfsack(ダンプポーチ)。
正面マガジンポケット前のスペースは右からLHT G36 Doppelmagtasche Gen.ⅣをSEM52SLポーチにして、左右にCAT止血帯を括りつけています。
その左隣、これがよく分かりません。マリスクリップのようなものが見えるのでLHT製の何かかと思ったのですが該当する品が見つかりませんでした。マガジンポーチではなさそうなので、配置的にはユーティリティやアドミンあたりでしょうか?
次にTT Mag L Pouch (ダブルマガジンポーチ)、旧Oliveカラーのものですね。
そして左端、黑のTT Tac Pouch2 Radio (ユニバーサルラジオポーチ)にDM25スモークグレネードを入れています。
ある物で用途に合う物を適当に使う現場感のあるチョイスが良いですね。
というわけで、世代違いや色違いはありますが手持ちで出来る限り再現してみました。
LHT Mehrzwecktascheは所持していないので、TT Tac Pouch5に。
ラジオポーチはLHT G36 Doppelmagtasche Gen.Ⅳの代わりに手持ちのGen.Ⅲにしたのですが、こちらの世代はフラップが短く、また入れるラジオも本来のSEM52SLより若干背の高いSEM52Sなのでフラップが閉まりません。SEM52Sの下部バッテリーパック部分を外してSLサイズの背の高さになるように適当な材料で作った擬似バッテリーパックを装着して何とかフラップを閉じられました。
不明の部分は5Fbカラーの適当なものという事でLHT Zubehörtascheにしました。
画像と同じくショートブレードアンテナを装着して、ヘッドセットはElno H295に接続しています。
TT Tac Pouch2 Radioは色違いですが同じ物。仮にDM25同サイズの筒に再現ラベル(Nekotinさん作)を貼った物を入れてみました。
TT Mag L Pouch、LHT Abwurfsackは同じ物を。
程々にダサくて良いセットアップですね。再現度もなかなか。でもこのまま自分で使うにはちょっと気に入らない部分もあるので更にアレンジしてこんな感じになりました。
チェストリグ前面のポーチ配列順を左右入れ替えてラジオポーチを左側にし、アンテナをショートから見映えがして好きなフレキシブルパイプ付きロングブレードアンテナに変更しています。
左利きならともかく、この元ネタの人にように右利きでラジオを右に配置している人ってどうしてなんでしょう?銃の取り回しにアンテナが邪魔になりやすいと思うんですが。それでショートブレードアンテナをチョイスしているのかもしれませんが、他のチームメイトは左側配置でロングブレードなのでそれにならいました。
Leo köhler Einsatzkampfbluse
Leo köhler Einsatzkampfhose
TT Mk.2 Chest Rig
LHT G36 Doppelmagazintasche Gen.Ⅲ(Radio Pouch)
LHT Zubehörtasche
TT Mag L Pouch
TT Tac Pouch2 Radio
LHT Abwurfsack Gen.Ⅱ
TT Tac Pouch5
BW 5fb Gloves
Vtac Cobra riggers belt
Yates safety Retention Lanyard
LOWA Zephyr
Bluseは特殊系に支給されているEinsatzkampfbluseがよく見られます。Leo köhler Kommando Feldbluseを使っている隊員もいます。Fschspezzgには支給されて各EGB中隊には支給されていないのは何故何でしょうね。
Hoseは空挺系でお馴染みEinsatzkampfhoseです。
ヘッドギアはブーニーハット(ショートブリムだったり偽装が追加されていたり)、規格帽、フリースキャップ(官給品、民生品)、ニットキャップ、ベースボールキャップ(LHT製など)の各種帽子類が使われています。ヘルメットはM828やSFヘルムを着用している隊員がいました。他の隊員も所持していないわけはないので、バックパックの中にでも仕舞っているんでしょう。今回はオシャレポイントとしてBundeswehr装備ではATLASやMunroなどのバックパックで知られているBerghausのフリースキャップをチョイスしてみました。使用例があるわけではありませんが、アウトドアブランドのJackwolfskinのフリースキャップを被っている隊員が居たので無くもないかな?
グローブは元ネタの人に合わせて官給5fbグローブを。他には官給ODグローブやメカニクス、Petzl等が見られます。
バックパックはお馴染みBerghausのCyclops2 ATLASやMunroです。
元ネタの人もそうですがスモックの着用例も多いので、着用した写真も撮るつもりだったのですが時間が足りませんでした。
Fschspezzg、勿論任務よってですがアーマーも着用していませんし、チェストリグやベストがメインのギアで、程よくベーシックな官給品も使いまわせますし、銃はG36A1、A2にKA2も使われていますので(使い分けの区分はまだ分かりません...)コスプレ間口の広い部隊なのではないかと思います。
LHT製品も多いですがプレキャリ本体を買うのはまだ資金や入手機会がないという方でもポーチやリグからなら入手しやすいのではないかと思います。後にプレキャリを買ってもポーチは使えますしね。
次回もFschspezzgインスパイア装備の予定です!